町田発の名産品「まちだシルクメロン」が今が旬 町工場発、糖度21度の高級メロン
この時期町田市内を歩くと「まちだシルクメロン」の話題をよく耳にします。
町工場の技術を応用した水耕栽培で育つ町田発の高級メロンが、6〜7月に旬を迎えました。
糖度21度とも言われる甘さの秘密と、地元での盛り上がりをご紹介します。

町工場が育てる高級メロン
「まちだシルクメロン」は、町田市の中小企業が持つ精密機械などの技術を農業に応用して生まれたブランドメロンです。
栽培・販売を手がけるのは、町田市上小山田町の株式会社まちだシルク農園。
代表を務める松浦真さんらが取り組んできた独自の水耕栽培は「町田式水耕栽培」(町田式新農法)と呼ばれ、栽培槽の中に液肥を放射状に流すことで根腐れを防ぐ仕組みだといいます。
土での栽培では1株あたり1〜4個ほどの収穫が一般的ですが、町田式では1株から最大60個ほど実ることもあるといいます。
糖度は最高で21度に達するとも言われ、みずみずしさと甘さを兼ね備えた味わいが評判です。
町田商工会議所が旗振り役、2009年から挑戦続く
まちだシルクメロンのルーツは2009年、町田商工会議所が呼びかけ、町田市内外の協力企業10社が異業種から農業に挑んだプロジェクトです。
メロン栽培の経験者が一人もいない状態からのスタートでしたが、試行錯誤を重ねて独自の栽培システムを確立し、2015年に初めての収穫を迎えました。
「まちだシルクメロン」という名前は、町田がかつて八王子から横浜港へ絹を運ぶシルクロードの中継地だったことにちなんで名付けられたそうです。
滑らかな舌触りも、名前の由来にふさわしい特徴のひとつです。
地域への影響、町の技術力が生んだ誇り
まちだシルクメロンは、精密機械や医療機器といった町田の町工場が培ってきた技術を、まったく異なる農業分野に応用した点が特徴です。
地域の中小企業が新しい分野に挑戦し、高付加価値の農作物を生み出した事例として、町田商工会議所や東京都の地域資源としても紹介されています。
町田市内では、まちだシルクメロンを使ったケーキやパフェなど、加工品としての展開も広がっています。
購入方法と注意点
2026年のまちだシルクメロンは、5月20日から受付が始まっています。
グレードはブロンズ級(糖度12度以上、4,320円)とゴールド級(糖度14度以上、8,640円)などに分かれ、年によって価格や販売時期が変わることもあります。
正確な価格・在庫状況・取扱店舗については、まちだシルクメロン公式ホームページや町田商工会議所の案内で確認するのがおすすめです。
直売所や取扱店舗での購入を検討している方は、事前に在庫状況を問い合わせておくと安心です。
町田の技術が育てる夏の味覚
まちだシルクメロンは、町工場の技術と地域の挑戦心が結晶した町田ならではの名産品です。
旬のこの時期、町田市内のスーパーや直売所で見かけたら、地元の技術が生んだ甘さをぜひ味わってみてください。

多摩エリアのディープな魅力を発信するWebメディア「多摩FM」の公式編集部アカウント。 地域に根ざしたカルチャーやライフスタイル、ちょっとマニアックなローカル情報まで、ラジオのようなどこか心地よい温度感でお届けします!







