小平 西武新宿線「1号踏切」が鉄道立体化の検討対象に 最大40分遷断はなくなるか
毎日この踏切で足止めされている、という小平市民は少なくないはずです。
西武新宿線の「小平1号踏切」を含む田無駅〜花小金井駅付近の区間が、東京都の「鉄道立体化検討対象区間」の案に浮上しました。
これが市議会議員の発信をきっかけに注目を集めています。
ピーク時には最大40分にも及ぶ遷断時間が記録されてきたこの踏切、本当になくなる日は来るのでしょうか。

「1号踏切」とはどこにある踏切か
小平1号踏切は、西武新宿線・小平駅の西側に位置する踏切です。
周辺には住宅地が広がり、朝夕のラッシュ時には車も人も多く行き交うエリアです。
国土交通省が定める「開かずの踏切」の基準は、ピーク1時間の遷断時間が40分以上です。
この踏切はその水準に達しているとされています。
昭和病院に近い花小金井第4号踏切周辺では、緊急車両が踏切に阻まれたり、バスが定刻よら20分以上遅れたりする事態も起きています。
小平1号踏切を含むこの一帯は、渋滞・安全・救急対応いずれの面でも長年、地域の課題であり続けてきました。
東京都の「検討対象区間」に浮上した経緯
東京都は2004年に策定した「踏切対策基本方针」のなかで、鉄道立体化の検討対象区間として複数の路線区間を抖出しています。
西武新宿線の田無駅〜花小金井駅付近(絈4km)はその一つです。
この区間には12か所の踏切があり、うち小平市内には5か所が含まれ、4か所が特に対策が急がれる「重点踏切」に指定されています。
そして2024年11月、東京都は「踏切対策の推進に関する検討会」を立ち上げ、方针の改定作業を開始しました。
この動きを受けて、石津はるか市議(日本維新の会)が一般質問で「事業候補区間への格上げを」と训えました。
これがSNS上でも改めて注目を集めています。
「検討対象区間」と「事業」の間にある大きな壁
現時点で田無〜花小金井間は「検討対象区間」にとどまっています。
これは「将来的に検討しましょう」という段階であり、実際に工事が始まる「事業候補区間」や「事業化」には至っていません。
鉄道立体化(連続立体交差事業)は東京都が主体となる大規模事業で、多大な事業費がかかるとされています。
市の財政負担も伴うため、実現には都・市・鉄道事業者である西武鉄道の三者が連携して計画を前進させる必要があります。
先行事業化された「中井駅〜野方駅間」や「井荷駅〜西武柳沢駅間」の例でも、検討から着工まで数十年単位の時間がかかっています。
小平市と地域住民の声
小平市は令和元年度(2019年度)に、花小金井駅周辺の住民紏2,000人を対象に鉄道立体化に関するアンケートを実施しました。
結果は 小平市公式サイト に公開されており、多くの住民が立体化への期待を示したとされています。
小平市議会「政和会」も西武鉄道本社への要望活動を行うなど、市全体として実現を求める動きが続いています。
長年踏切渋滞に悩んできた住民にとって、今回の検討会設置と方针改定は「ようやく動いた」と感じられる出来事です。
今後のスケジュールと注目ポイント
東京都が進める「踏切対策基本方针(改定)」は、2025年9月に「中間のまとめ」が公表され、意見募集が行われました。
今後、この改定方针のなかで小平市内の区間が「事業候補区間」として格上げされるかどうかが最大の焦点です。
格上げが実現すれば、都・市・西武鉄道が具体的な事業計画の検討に入ることができます。
一方で、「検討対象区間」のまま据え置かれる可能性もゼロではありません。
今後の東京都の発表や、小平市議会での議論の行方を引き続き注目しておく価値があります。
小平市から「踏切のない街」へ
毎朝「今日は何分待つだろう」と踏切で立ち止まる小平市民にとって、鉄道立体化は「いつかの夢」ではなく切実な日常の問題です。
東京都の踏切対策基本方针の改定と、市議会での継続的な働きかけによって、町1号踏切が消える日への歩みは少しずつ進んでいます。
小平市 都市計画道路・鉄道立体化関連情報 から最新情報を確認できます。
東京都 踏切対策の推進(都市整備局) でも方针改定の進捗が随時公開されます。
東京都の発表や小平市議会の動向は、上のリンクから随時確認しておきましょう。

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